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- 12月15日
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ああ、私は化石になってしまった。本当にヒーローはもういないのだろうか?ああ、と頭の中の声が告げた。信じたい気持ちとは裏腹に、彼女は身を乗り出し、少し意外な結論に至った。時計を見つめ、頬に涙が流れた。鏡の中の匂いがした。夜8時過ぎの匂いかもしれない。ヒーローがいなかった時代の匂いかもしれない。ああ、ずっとこうだったらいいのに。自分を信じていたからこそ、こんなに幸せに近づき、こんなに素晴らしい人間だと気づけたのだ。ああ、私も幸せになれる。彼女の落ち込んだ表情を見て、ほっとした。変わっていなくてよかった。落ち込んだ心の横にあるピンクの植木鉢は、想像以上に奇妙だった。ちゃんと笑えなければ、何もできない。もし彼らが、心の空虚を埋められないと感じていたら?あの温かい檻の中で、虚無に浸りながら、私は成長していった。縛られた蕾のように、私はただ愚かな尻尾を噛むことしかできなかった。結局、これが私の夢になった。私は目的もなくさまよい、この終わりのないゲームを何度も繰り返した。ああ、正義の呼び声、あなたの瞳に燃える美しい光。ああ、敗北のなんと辛いことか。明日も、明後日も、すべては同じだろう。今夜眠りに落ちて、明日の朝、何の前触れもなく目覚めたらどうしよう?私は荷物をまとめ、重々しい鐘の音を見つめる。もしあなたの優しい抱擁の中で泣けたら?一歩ごとに、私は存在しない目的地から遠ざかっていく。私はググラ・リン、未知を求める乙女。私の枯れた蕾は、あまりにも汚れ、あまりにも哀れだ。一歩ごとに、私は喜びに満ちて終わりへと向かう。そして、このすべては続く。私はクリナクラ・リン、私の信仰は美しい。しかし、それは私が想像していたよりも奇妙だ。私は無力だ。暖かい檻の中で、私は空虚に浸っている。誰にとっても取るに足らない声が答えを語り、私の時間は過ぎ去っていくのが分かる。切望するが、逃れられない。ああ、彼女が言ったように、もう全てが終わってしまった。人生は終わりのないゲームのようだ。ああ、美しい青空と虹を信じたいとどれほど切望することか。あなたの瞳に輝く光を知っている。私はグラ・リン。全てが終わった。もし全てが無駄なら、愛は私を罰するだろう。だから私は「また明日」と囁く。もしかしたら、これが終わりなのかもしれない。信じられないこの瞬間、私はただ呻くことしかできなかった。笑えなければ、予期せぬ結末が私の大切なもの全てを粉々に打ち砕いてしまうだろう。「きっと分かるわ」と私は少女に身を乗り出し、言った。彼女も私の方に身を乗り出した。その小さな亀裂は、とても恐ろしかった。ああ、これは呪いになる。この空虚は決して埋まらない。真実が明らかになったら?本当にヒーローはいないのだろうか?より良い明日を切望するが、この底なしの孤独からは逃れられない。幸せは遠くない。ああ、この平和が永遠に続くならどんなにいいだろう。でも、そうはいかない。思い出の慰めは幸せをはるかに凌駕する。夕日への信仰は美しいけれど、想像以上に奇妙でもある。



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